作成のポイント

あらゆる媒体で見かける「心理テスト」ですが、どんな目的で使われているかは様々です。
もちろん、ご依頼主様の目的やご希望の方向性に沿って作成させていただくのですが、特に「解説部分」に制作者の色が出ることもあるように思います

「この人に頼んで大丈夫かな?」と、迷われることがあるかもしれません。

こういった理由から、「私が考える心理テストの意義」や「作成時に配慮していること」についての要点を整理しました。目次から気になる項目を選び、ご依頼の際の参考にしていただけますと幸いです

心理テストの活用事例

Webメディアや雑誌、テレビやイベントなど、様々なシーンで心理テストを使用することがあります。

「人のこころ」は、いつ、どこにでも存在していますので、比較的、どのような業界であっても心理テストが活躍する機会があるのではないでしょうか。

また、心理テストは、存在そのものがキャッチーです。
「面白そう!」と人目を惹きつけることができるため、広告塔の役割も果たしてくれそうです。心にやさしいだけでなく、販売促進の効果も期待できますね

日常的に選ぶものから「心への理解」を深める

何気ない日常のワンシーンで、なにかを選ぶ瞬間は無数にあります。

例えば…

■お部屋に飾るお花を決めるとき
■今日、着ていく服を決めるとき
■ランチのメニューを決めるとき

このように、ほぼ無意識的に、私たちはあらゆる意思決定を行っています。

もし、選ぶものに何かしらの意味があるのだとしたら…。
こんなふうに、日常的に “楽しく自分を知る機会” が得られるのってステキではないでしょうか。

こころが反応するものにひとつの意味を持たせることは、対象への愛着を生む

これらをふまえて、ほんの一例ですが、このような心理テストはいかがでしょう。

【今のあなたにピッタリなお花は?こころ安らぐヒントをお届けします】

→店頭やネットで心理テスト結果に基づいたお花をオススメする

■販売促進の役割を果たす
■大切なお客様とお花をやさしく結びつけ、より愛着を抱いてもらう

お花屋さんも、お客さんも、お花さんも。笑顔になりますね。

自己理解と他者理解が「質の高い満足度」につながる

日常的なものだけではなく、大きめの選択をすることもありますね。

■どんな仕事に就くかを決めるとき
■どんな人と結婚したいか決めるとき
■どんな家に住みたいかを決めるとき

このように、人生の節目になるようなシーンでは、真剣に考えるほどに迷ってしまうことがあるのではないでしょうか。

そんな時は、心理テストの出番です。

どんな結果を得たいのかを知る営みは、人生の充実度を高めてくれる

正解はひとつではありません。
だからこそ、自分の心がよろこぶ「正解」を知っておくといいのではないでしょうか。そのためには、自己理解が欠かせませんし、なにかを決める時には「自分以外の他者の意見(他者理解)」が必要なこともあります。

一例ですが、「パートナーと共に新居を持ちたいお客さまが、二人の意見をすり合わせて一つの家を決める」時に、こんなことができそうですね。

【わたしとあなたにピッタリな家は?しっくりくる居場所を提案します!】

→それぞれの性格傾向や価値観をテストし、「何に重きを置くか」を考えてもらう
(庭は大きいほうがいい/お風呂にこだわりたい/利便性を重視したい など…)

■お客さまの「どこで相談しよう?」を「うちで相談してね」にできる
■「自分たちにピッタリな家」という納得感が、深い愛着につながる

実際には、直接、ご本人の意思を丁寧にヒアリングすることが大切だと思うのですが、心理テストによって「お話をすすめるにあたってのキッカケ」を作りやすいのではないでしょうか。

作成時に配慮していること(執筆スタンス)

ご依頼内容によってテストの雰囲気を変えることができますが、基本的な執筆スタンスとして「建設的に、やさしい気づきにつながるお手伝いをする」という目的で、作成しております。

※誰の目から見ても明らかに、不安感を煽ったり心を傷つける可能性がある内容、そのような場所に掲載する等のご依頼はお受けいたしかねます。

内容によっては「言葉の選び方」によって、印象をやわらかくすることができるかもしれませんので、判断に迷われる場合は一度、ご相談くださいませ。

その他、解説を作成する際に心がけていることを、以下にまとめています。

やさしい気持ちになれるように

なんとなく見たり聞いたりしたことによって、私たちの「当たり前」はつくられているのかもしれません。

食べるものが命をつくるように。
見聞きしたものが、人生をつくっているのならば。

人の心に入っていくものは、なるべくやさしくて温かいものであってほしいと思います。

何度でも読み返したくなるように

「あの時のあの言葉が、とても胸に響いたから、お守りにしたい」

どこで見聞きしたかは覚えていなくても、折にふれて “ふと” 思い出す言葉があるのではないでしょうか。

ちょっぴり自信を失いかけたとき。
励ましの言葉がほしいとき。
元気になれる言葉がほしいとき。

タイプ結果を見て終わるのではなく、解説を何回も読み返したくなるような「あなたへのメッセージ」をお届けすることが目標です。

あなたや私の理解が深まるように

本当は、自分のタイプ以外の解説も読んでいただきたい気持ちがあります。
なぜなら「どのタイプの要素も、それぞれの人に含まれている」ことがあるからです。

たとえ、あなたや私が違うタイプだと判明しても、それは、ある角度からの “ひとつの見え方” に過ぎないことがあります。

あるテーマに対して、「どの傾向が今、強く出ているか?」ということなので、だから、決めつけたり比べたりするよりも、たくさんの可能性を見つけようとするほうが大切だと思っています

自己理解は、ときに他者理解を促進します。 もちろんその逆も。
あの人をとおして、私を見ていることがあるのです。

まったく同じではないかもしれないけれど、似たような痛みを抱えているかもしれないし、同じものを見て、一緒に笑える日が来るかもしれません。それぞれの素敵なところ、得意なことや苦手なことを、心理テストをとおして深く知ってもらいたいです。

「私って、どんな人間なんだろう?」
「あの人は、どんなことに興味があるんだろう?」

さまざまな「知りたい!」に気軽に手をのばすことができるのは、心理テストの強みです。

ぜひ、生活のワンシーンに、オフィシャルな場所での広告塔として、心理テストを有効活用していただけると嬉しく思います。


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